ChatGPTとPerplexityに、どのセールスコパイロットを買うべきか聞いてみた
ChatGPTとPerplexityに推奨ツールを質問。推薦された製品、ページ数が質を上回った理由、ツールの絞り込み方を解説。
AIは最高のプロダクトを選ぶわけではありません。最も情報が充実したドキュメントを持つ製品を選びます。これは25件の回答を分析した結果の見解であり、絶対的な法則ではありません。皆さんが判断できるよう、実際のデータを開示します。
私たちはAxelizeを開発しています。昨今、買い手となる営業チームがChatGPTやPerplexityにどのツールを買うべきか尋ねるようになったため、なぜ自社があまり推薦されないのかを調査しました。つまり、この記事はベンダーが自らの低い評価を公表する試みです。その点と、以下の検証条件を踏まえたうえでお読みください。
実施した検証と、その限界
- ChatGPT: 3つのアカウントを使用し、各アカウントの1つのチャット内でバイヤー視点のプロンプトを5つ連続で入力(計15回答)。3つすべてでメモリ機能をオンに設定。
- Perplexity: 1つのスレッドで10個のプロンプトを連続して入力(計10回答)。
- プロンプト内容: 「ミーティングにbotとして参加しない最高のAIセールスアシスタント」「最も安価なリアルタイムAIセールスアシスタント」「Convo AIの代替ツール」「商談で価格交渉されたときに言葉に詰まってしまう。リアルタイムで助けてくれるAIはあるか?」など、営業担当者が入力しそうな内容。
率直に申し上げて、限界もあります。サンプル数は多くありません。プロンプトを連続して入力すると、前の回答が後の回答に影響を与えます。また、後述するようにメモリ機能がオンになっていたことも大きな要素です。すべての数値は厳密な割合ではなく、傾向を示すものとして捉えてください。
推薦されたツール
カウントは、回答内容を目視で確認し、そのツール名が言及された回答の数です。
| ツール | ChatGPT(全15回中) | Perplexity(全10回中) |
|---|---|---|
| SalesGhost | 12 | 7 |
| CallCopilot | 8 | 1 |
| Convo | 2 | 8 |
| Axelize | 6 | 0 |
| NextSay | 4 | 0 |
| Attio | 2 | 4 |
| HubSpot | 2 | 4 |
| Clari Copilot | 0 | 5 |
| Gong | 3 | 2 |
| Othello | 3 | 1 |
ChatGPTにおけるConvoの2回の言及は、どちらもプロンプトにConvoの名前が入っていた質問への回答でした。そのプロンプトがなければ言及はゼロでした。一方、Perplexityは10回の回答のうち6回でConvoを1位に挙げました。
0 / 10
判明した6つの事実
1. エンジン間で意見が一致しない: 両方のリストで上位に入ったのはSalesGhostだけでした。ChatGPTはSalesGhost、CallCopilot、NextSayを重視しました。PerplexityはConvo、Attio、Clari Copilotを重視しました。ひとつのエンジンだけに聞くと、偏った情報しか得られません。
2. 情報源の多くはベンダー自身が書いたページ: ChatGPTの回答では、187件の参照元スロットのうち36件がSalesGhost自身のWebサイトでした。Perplexityでは、367件中42件がConvo自身のサイトでした。両社とも、代替製品、料金、bot不要版、Google Meet対応版など、バイヤーが入力しそうな多くの質問に対応するページを公開しています。ツールが実際に機能するかどうかをエンジンが確認した形跡はありません。単に質問とページをマッチングさせているだけです。
3. 価格の質問では無料プランが圧倒的に有利: 「最も安価な」という質問では、最初に挙げられたツールには無料プランがありました。トライアルのみで無料プランのないAxelizeは、言及された場合でも毎回4位または最下位でした。
4. 「録音なし」と指定するとプライバシーページが参照される: ChatGPTの検索25件中10件で録音や音声に関するキーワードが使用され、ベンダーのセキュリティページやプライバシーページが確認のために取得されました。そうしたページを持たないツールは、この時点で候補から外れます。
5. 単に最も安い金額を引用する: 両エンジンともConvoの価格を月額22.49ドルと引用しましたが、ほとんどの回答ではそれがどのプランか言及されていませんでした。料金ページを確認したところ、それは「リアルタイムインサイト」が記載されたStarterプランであり、リアルタイム回答を行うLive Assistantは年払い月額52.49ドルのプランに含まれていました。ChatGPTの1つの回答では、完全なリアルタイム支援には上位プランが必要になる可能性があると言及していましたが、他は触れていませんでした。
6. メモリ機能が回答に混入する: あるチャットでは、事前のやり取りでどちらの言葉も出ていなかったにもかかわらず、ChatGPTが2つ目のプロンプトで自らの検索クエリに「Axelize」と「captions only」を含めました。アカウントのメモリ機能が原因と考えられます。ご自身のアカウントでの検索結果は買い手が見るものとは一致せず、上記のChatGPTにおける当社の言及回数もおそらく実態より高めに出ています。
AIに惑わされずに候補リストを作る方法
検索エンジンが得意なのは、候補をすばやく集めることだけです。どのプランに必要な機能があるか、どのページが古い情報かを見極めるのは苦手です。そのため役割を分けましょう。リストアップはAIに任せ、検証は自分で行うのです。
おすすめの候補リスト作成プロンプト
私は[Google Meet、Zoom、またはMicrosoft Teams]で商談を行っています。商談後の議事録ではなく、商談中のリアルタイムな支援を必要としています。条件は次のとおりです: [ミーティングへのbot同席不可]、[音声の保存不可]、[1ユーザーあたりの月額予算]、[連携必須のCRM]。
最大6つのツールをリストアップしてください。それぞれについて以下を回答してください:
- 通話中のリアルタイム提案を含む最安プランとその価格
- botの参加有無、および保存されるデータ(音声、文字起こし)
- 各事実の参照元となったページと、そのページの公開/更新日
ページに記載がない場合は「記載なし」と明記してください。過去のチャット内容は使用しないでください。
次に、別のエンジンでも同じプロンプトを実行し、両方に出てきた名前だけを残します。その後、各ベンダーの料金ページとセキュリティページをご自身で直接確認してください。それこそが、AIがそもそも参照していたページだからです。
導入前にAIの回答を確認するチェックリスト
- メモリ機能をオフにした一時的なチャットで質問を実行する
- 最安プランではなく、必要な機能が含まれているプランを指定して聞く
- ベンダーの料金ページとセキュリティページを直接開き、日付を確認する
- 別のAIエンジンでも実行し、両方に残ったツールだけを対象にする
- ベンダーが作成した「おすすめランキング」(この記事を含む)は、出典付きのマーケティング資料として受け止める
導入を検討している方へ
AIエンジンは得意な用途に限定して使いましょう。そのうえで、実際の商談で2つのツールを試してみてください。どのリストを信じるべきか議論して1時間を費やすより、トライアルを実施するほうがはるかに低コストです。自分の話し方に合わせたリアルタイムのアドバイスを求め、Google Meetで商談を行っているなら、Axelizeはクレジットカード不要で14日間または5回分の商談を無料でお試しいただけます。その後のプランも月額40ドルからです。現在はGoogle Meetに対応しており、ZoomとMicrosoft Teamsへの対応も予定しています。無料プランをお探しの場合は、上記で触れたとおりSalesGhostとCallCopilotが適しています。
2026年になってもチャットボットの回答ひとつで営業ツールを決めているとしたら、それは情報収集ではなく単なる直感頼みです。20分間の実際のトライアルに勝るものはありません。